晶子
「海中洞窟に行くよ」と連れていかれたのは兄島瀬戸。
兄島瀬戸といえば入るのが申し訳ない程の美しさと、潮に流される人が多い危険地帯だったはず・・・。
不安気なド素人の私によっしーさんは「今日は凪だし、今から丁度潮の流れが止まるからね。
安全は保障します」とニッコリ。準備体操から3点セットの使い方まで丁寧に教えてもらっていざ兄島瀬戸へ。
その海の世界と言ったら、いやも~サイコー!
よっしーさんといると、真っ暗な洞窟も、潮の流れる場所も、深い所も何も怖くなかった。
よっしーさんはいつでも危険と安全をきちんと教えてくれたから。
「ここからは流れがあるからちょっとの間がんばって」
「洞窟の中は一瞬真っ暗になるけど、すぐ出口の光が見えるよ」
「この辺は沖の方はかなり流れがあるけど、私の左側(岸側)を泳いでいれば安全」等々、必ず言ってくれるのです。
時には下に見える魚の解説も。「あれは小笠原にしかいない魚なんだよ」と潜って行き、コレコレと指差してくれます。
よっしーさんがひらりひらりと潜ってゆく様はなんとも気持ち良さそうで、 あげくに水深10mの砂地に大の字に寝っ転がられてしまった日にゃあ、 「うっ羨ましい!いつかわたしも!」と思わずにはいられません。
すっかり満喫して浜に戻った後、よっしーさんは言いました。
「海ではリラックスすることが大切。それに、そういうことが人を癒すと思うんだ」と。
私もちゃっかりヒーラーよっしーに癒されたのでした。